検査結果は電話で

アメリカの大学病院でMRI検査とEEG検査を受けました。
日本でも同じでしょうか?結果は電話で知らされました。
検査から3日くらいたったお昼です。


脳腫瘍のない空は綺麗



朝からスポーツジムに行って汗を流して、
その後、お昼でも食べに行こうかと思って外に出たその時でした。


この時は病院から電話がかかってくるとしても、
「MRIとEEG(脳波検査)の結果は異常なしです」と言われると思っていました。

「異常なしですよ、よかったですね!」ぐらいに。

あと、この時すでに「念のため」車の運転はしないほうがいいって
先生から言われてたから、
一切やめていました。

運転中にあの時みたいな発作が起きちゃったら大変です。
事故で死んじゃうかも・・・って。

だから、電話=車の運転解禁!かと思っていたんです。
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_____________________
ルルルル・・・・ルルル・・・・・・・

(あ!病院からだ・・・!番号をなんとなく覚えていたので、わかりました。)
それに、アメリカの携帯電話は、番号の下に発信元の国と地域が出ます。

なので、わたしが住んでる地区の名前が出れば、それはだいたい必要な電話。
いたずら電話(ワン切り的な)のも多いので、基本的には、
全然知らない番号は出ないようにしています。

頭痛と脳腫瘍のわたし

ハロー?


BlogPaint
こちら◯◯病院の神経科のドクターですが、
あめりさんですか?


頭痛と脳腫瘍のわたし

イエス。 あ!先生ですね。ハロー。


BlogPaint
前回の検査の結果でお知らせがあります。
あなたのMRIとEEGの検査結果です。


頭痛と脳腫瘍のわたし

はい。


 BlogPaint
あなたの撮影したMRIとEEGの検査結果が一致しました。
MRIで見つかったところと、EEGの波長の異常が同じところでした。


 
頭痛と脳腫瘍のわたし
え??どう言う意味ですか?

(難しい英語をゆっくりと話してくれましたが、意味自体もよくわかりません。
だって、わたしは異常なし!と言われて終わると思っていたから、
長々と丁寧に説明されるなんて想定していません。)


BlogPaint
あなたのEEGの結果、伝達異常の部分がありました。
そして、その異常は、MRIの異常部位と一致していました。
(ゆっくりと丁寧に、少し言い方を変えて教えてくれました。)

 
頭痛と脳腫瘍のわたし
それは、わたしの脳に異常があるということですか?
(とりあえず、そういう意味なんだろうと思って聴き直します。)


BlogPaintうーん・・・・、簡単に言うとそうです。
でも、どんな異常なのかは、専門医しかわからないから、
あなたは専門医のところで詳しい結果を聞くことになります。
(先生は腫瘍があるとはいいませんでした。MRIに写っている何か、
という風に説明しました。はっきりしたことは言えないんでしょう。)


 
頭痛と脳腫瘍のわたしわたしの脳が異常だということですよね?
それは結果としては、悪い結果ということですよね?
(動揺し始めたわたしは、もう一度聞きました。)


 
BlogPaintうーん・・・
悪い結果かは専門医に診てもらはないとわからないから、 
新しい先生を紹介しますね。
(先生はわたしの動揺を電話越しに感じ取って、慰めるように、
さらにゆっくりと話してくれました。) 


頭痛と脳腫瘍のわたし
わかりました。
(電話を持つ手が少しだけ震えたような感覚がありました。)

 
BlogPaint
あと、あめりさんはこれからお薬を飲まなけれないけません。
処方箋はウェブサイトに入れておくから、近くの薬局で受け取ってください。

頭痛と脳腫瘍のわたし
薬を飲まなければいけないんですか?
なんの薬ですか?
(え?電話で?????日本だとありえないでしょ???え??)

BlogPaintそうです。
あなたは薬が必要なんです。
前回起きたような発作が起きないようにしなくてはいけませんから。
(先生はわたしを落ち着かせるような口調で続けました。)


頭痛と脳腫瘍のわたし
わかりました。
(薬を飲みたくないっていうことは言えるわけないことはわかっていました。)

BlogPaint
1日2回、夜と朝に2錠ずつ。
飲み忘れないようにしてくださいね。



頭痛と脳腫瘍のわたし
わかりました。
(なんていう名前の薬か聞き逃しましたが、カルテにあるからいいやっと。
そんなことを聞き返す余裕もなかったし、とりあえず、とりあえず、と対応しました。)



BlogPaint

あと、これからはわたしの担当ではなくて、
あめりさんの専門医は
Neurosurgeryの先生になります。


頭痛と脳腫瘍のわたしNeurosurgeryですか!?え・・・・。はぁ。。。。
・・・わかりました。
(もうテンション下がりまくりです。・・・あの状態でよく英語話せたな・・)

BlogPaint次の予約はNeurosurgeryからの連絡を待ってくださいね。
それではね。何かあったら連絡してくださいね。


頭痛と脳腫瘍のわたしはい・・・。では、また。
(・・・よく現状が理解できないまま、とりあえず、電話を切りました。)
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さっきまで元気にスポーツジムで汗かいてたわたし。
一気に病人的な?!?!?!

Neurosurgery・・・。神経外科・・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・怖いよ・・・・・・・・・。

え??神経「外科」!?!?


なんだろう、
あの時の、わたしにとって難しすぎる単語と
理解に苦しむ現状を伝える難しすぎる電話。

必死に英語を理解しようとするわたし。
同じく必死に「落ち着かなきゃ!」っと思うわたし。

どんなにゆっくり歩いても、
身体の力を抜いてリラックス、、っと思ったけど、
全然落ち着けない。

とにかく、よく分からない、、という気持ちでいっぱい。。。

ふっと気を抜いたら、そのまま外で泣き出してしまいそうな、
恐怖とは違う、なんだろうあの感覚。

あの時は、わたしは自分で「てんかん」だと思っていました。

てんかんって、怖すぎる病気。
だって、いつ意識を失うかもわからないし、
自分の脳が正常に働かない状態。

わたしはもう「普通」じゃなくなっちゃったんだ。。。。

これが何より一番強く思ったことです。
絶望に近い不安?

一気に景色が変わりました。
何も見えなくなりました。


とにかく、一生懸命次の場所に歩いて向かっていました。

この日は主人は近くの図書館に行っていました。


すぐのその図書館に行くことをメールで伝えて、
一生懸命歩きました。

肩の力は抜けて、
ぼーっとなってしまったけど、
ただ一生懸命、強い日差しの下、
帽子をかぶることも忘れて、ただ一生懸命歩きました。

本当に、一瞬でも気を抜いたら、涙が溢れそうだったから。

あの得体の知れないものが襲ってくるような恐怖。

今思い出しても、
あの電話を受け取った時のことは恐怖です。
今でも思い返すと、少し涙がこぼれそうです。

・・・あの電話から始まったんだなぁ、、、っと。

「日常」が一気に崩れるような感覚は今まで味わったことがありません。

何もわからない状況でこの感情の変化。
これからもっと辛いことが突きつけられるのに、、、

でも、負けたらダメです。
油断したら、気持ちは簡単に落ちていきます。
表情も暗くなって、見える景色もあっという間に
信じられないくらい変わります。。。 

でも、この時は、負けたらダメ、なんて思えなかった。

ただ、わたしは今、もういい大人だから、
外で泣き出したりしないように、
必死に主人がいる図書館へ一歩一歩、気を張って歩きました。