坑てんかん薬の服用開始

MRI・EEGの検査の結果、脳に異常があるとわかったわたし。

いきなり薬を飲むことになりました。
その名前は「ケプラ」。
自分なりに服用前に色々とネットで調べましたが、
あまり情報がなかったので、今回はそれを書きたいと思います。


・・・そうなんです。
この時、わたしはまだ「脳腫瘍」だとは知らされていませんでした。


脳の機能(脳波の伝達)に異常が見つかって、
それがMRIの画像と一致していた。
」という先生からの説明だけ。

・・・というか、わたしはほんの一瞬記憶を失っただけ。

なんでわたしが、
そんな漠然とした大まかな理由だけで、薬服用が確定なんですか??

先生、説明してくださいよ!!と思いましたが、
詳しいことを聞こうとしても、
神経外科の専門の先生と会ってから結果を教える、となったので、
これ以上言っても仕方なく、諦めて薬を服用することにしました。

わたしは処方された薬は、これ。


ケプラ錠剤keppra


LEVETIRACETAM(レベチラセタム)
(通称KEPPRA・ケプラ)
です。

錠剤一個が500mg。
写真でわかるかもしれませんが、
大きさとしては1個がだいたい、小指の爪くらいの大きさで、
結構大きいんです・・・。

初めて見たときは、病気への恐怖もあって、
このケプラが赤くて気持ち悪い色をしていることも、
なんだか憎らしく思えていました。。。

「なんだよ・・・・・これ・・・・」、、みたいな。

でも、先生は飲めって言うし、
飲むことを拒むわけにもいかないので、
よくわからないまま「とりあえず」飲んでいました。



薬の購入方法は、普通に処方箋を持って薬局へ行きました
わたしが行ったのは近所にあったターゲットに併設されている薬局です。

名前はこれ!ターゲット ファーマシー。
keppra薬局名



先生から電話で薬の飲み方は聞いていましたが、

薬剤師さんらしき人がちゃんと説明してくれました。




ケプラ(レベチラセタム)の効果とは

坑てんかん薬の中ではシェアが一番と言われています。

脳の一部に異常な働きがある場合、
その異常な働きが起きることで気を失ったり、
痙攣したりします。

わたしの場合は、まさにその一瞬の脳の働きによって、
記憶を失いました。痙攣はありませんでしたが、言語障害がありました。

脳内の異常な脳波によって神経が刺激され発作が起こるのがてんかんです。

わたしにもし脳腫瘍がなく、あの発作が起きたとしたら、
それは「てんかん」という病名になり、
坑てんかん薬の服用し続けることになったかもしれません。


わたしもこの病気になるまでそんな薬知りませんでしたが、
てんかん患者の方はこれを服用し続けることで、その発作を抑え、
普通の日常生活を送れるようになるのです。
てんかん患者の方にも色々な種類があり、薬も色々とあります。

そして、このケプラは他の種類の坑てんかん薬では効果がない人にも、
効果がある場合があるとして、注目されています。


この薬は、外科治療で完治できないてんかん患者の方にとって、とても大切な薬です。

先生からは「発作を抑えるために飲む薬」と言われていましたが、その通り。

残念ながら脳にできた腫瘍をどうにかしてくれるものではありません・・・。
でも、これを飲めば倒れたりすることもなくなります。

油を使った料理や道路を横切るとき、などに
急にてんかん発作が起きてしまったら大きな怪我につながります。

なので、このときのわたしにもケプラが必要でした。



<ケプラの詳細(大塚製薬ページより)>


「イーケプラ®」は、部分発作に対する他の抗てんかん薬との併用薬として日本で2010年に発売し、現在抗てんかん薬の売り上げ市場シェアが最も高い薬剤。この度、従来の併用療法に加え単剤で使用できるように申請。海外ブランド名「Keppra®」は1999年に米国で発売以来100以上の国・地域で広く使用され、全世界で600万人の患者さんに使用経験がある。国際抗てんかん連盟は単剤での使用について有効性のエビデンスが高い薬剤と位置づけており、欧州では既に単剤療法の第一選択薬としても使用されている。

「イーケプラ®」は、1980年代初期にユーシービー社(ベルギー)で発見された中枢作用物質で、従来の抗てんかん薬と異なる作用機序を有する抗てんかん薬です。

海外では「Keppra®」のブランド名で1999年に米国、続いて2000年に欧州で発売され、全世界で600万人の使用経験がある抗てんかん薬です。日本では、ユーシービージャパンと大塚製薬が提携し「イーケプラ®」の共同開発・販売を2010年9月から成人てんかん患者の部分発作に対する併用療法で開始しました。2013年5月に小児用量が追加承認、6月に「イーケプラ®ドライシロップ50%」が承認され8月に発売しました。また同年6月に手術などで経口服薬できない患者さんのために注射剤を申請しました。全般発作に対しても、現在フェーズⅢ試験を実施中です。2014年2月現在、「成人てんかん患者の部分発作に対する併用療法」の適応では、欧米をはじめ100以上の国・地域で承認され、「小児てんかん患者の部分発作に対する併用療法」の適応でも欧州をはじめ80以上の国・地域で承認されており小児に対しても広く使用されています。

なお欧米では、成人部分発作だけでなく、ミオクロニー発作及び強直間代発作に対する併用療法や小児部分発作に対する併用療法についても追加承認されました。また欧州でも、成人てんかん患者の部分発作に対する単剤療法としても承認されています。 

by 大塚製薬(医療関連事業)ホームページ 

日本におけるケプラの使用状況とアメリカを比べてみると、やはり海外は日本より進んでいるように見えます。日本は何事においても慎重だからでしょうか?でも、本当に良いものだとするなら、承認作業を早くし、一人でも多くの病気の人を助けてほしいと思います。




ケプラの服用方法は?

その服用の数は個人個人によって違うはずです。
症状やその病気の度合いによって変わってくると思います。

わたしの場合は、最初の説明では1日2回、朝と夜に2錠ずつと言われました。
まさに下のラベルに書いてあるそのままです。
でも、先生と相談し、すぐにその薬の数を減らしました

服用の際は、しっかりと先生と相談してください。
これは副作用もあり、とても強い薬です。


keppraの説明書き
LEVETIRACETAM 500MG
(レベチラセタム)


Mfr. SOLCO HEAL
(製造メーカー)Solco HealthcareUSA








Take 2 tablets twice daily by mouth for 10 days, if no seizures, decrease to 1 twice daily for 10 days, if no seizures decrease to one-half tablet twice daily.

10日間、1日2錠を2回口から服用すること。そして、てんかん発作が起きなければ、服用回数を減らして、1日1回を10日間続けること。そして、もしてんかん発作が起きなければさらに減らし、1錠の半分を1日2回服用すること。




ケプラを飲むときに気をつけること

①水分をしっかりとる!

先生からは水分をいつも異常にしっかりとりなさい、と言われていました。

薬を飲むときはいつもそうですよね。
胃に悪いからとか、色々と理由はありますが、水分をたくさんとりなさいと。

でも、ケプラは食後でも食前でもいつでも構わないと言われていたので、
胃に悪いという理由ではないと思いますが、とにかく水分を!と言われました。笑



②飲み忘れても、一気飲みは絶対ダメ。
 時間を気にする!


もし飲み忘れてしまったら、飛ばしてみいいと言われました。
この薬は必ず時間をあけてのまなければいけないので、
できるだけ飲み忘れないようにすることが大切ですが、
もし飲み忘れてしまった場合、少なくとも6時間はあけなければいけません。



③勝手に服用をやめてはいけない!

この薬は絶対に自分の判断で急にやめることはしないように言われました。
やめる際はその数をだんだん少なくしていって、
体にならすようにゆっくりとやめていくと言われました。
ケプラには副作用があり、自分の判断でやめると体に負担がかかってしまうようです。

(↓コメントをいただいていたので、追記します!)
勝手に服用をやめてはいけない理由は、身体への負担だけではないはずです
てんかん発作が起こる理由はたくさんありますし、脳腫瘍が原因なのか、それ以外なのか、、それによっても大きく異なるでしょうし、脳腫瘍だとしてもその腫瘍ができた場所も問題があると思います。

それは、我々患者自身が判断できることではなくて、
お医者様の判断に従う以外に道はありません。

だって、発作って起こしたことがある人にしかわからないだろうけど、てんかん発作って「一瞬にして記憶が消える」んですよ。。。その記憶が消えてた感覚すらないし、その記憶が消えたことすら覚えていないくらい、ふっと消えるんです。(他の感覚の方もいると思いますが。)知らないままに記憶がないんだから、怖い。。。

だからこそ、てんかんは危険。お薬で発作を抑えてしもらっているなら、それは頼り続けるしかないです。いつか絶対治ると信じて、その時期を待ち続けことが自分の平和な毎日を守ることです。

このページに辿りつかれている方は、この薬について知りたいと思って来られているんだろうし、もしかしたら、今服用中の方なのかもしれない・・・。

そう思ったら、確かに、私の場合は、すぐにやめていいという判断が降りたけど、それはすべての人に当てはまるわけじゃないし、何かあってからでは遅いので、勝手にやめる判断をされないでください(;;)今の生活を守ってくれているのが、ケプラなのかもしれないんだから・・・・・・・・。

ちなみに、私は、もう発作の心配がないと言われ薬をやめた後も、車の運転をしていませんし、信号待ちも先頭には立たないし、電車に乗るとしても、ホームの淵には立ちません。だって、薬で発作を抑えなくてもいいって言われて、もう発作は起きないだろうと言われても、自分にとってありえないことが一度起きたんだから、「それがもう絶対起きない」なんて保証どこにもないんだから・・・・・・・・・・。

本当に、怖い(;;)

(↑追記、ここまで!)


④妊娠中の服用はダメ!?

これはわたしには関係なかったんですが、お医者さんに言われました。
ケプラは胎児に影響を及ぼす可能性があると言われているので、やめたほうがいいと。悪影響が証明されていませんが、悪影響の「可能性」があるので、念のためやめたほうがいいのかな?
大切な赤ちゃんのことだし、可能性でも悪い物かもしれないものなので、しっかりとお医者様に相談してください!

勝手に飲むのをやめてしまったら、それが原因で自分とお赤ちゃんを命の危険にさらすことになるから、それは危険です。

ケプラ錠剤keppra


この赤っぽい錠剤。。。
・・・もう二度とお会いしたくない存在のケプラですが、これによって普通の生活を送ることができている人がいると思うと、本当にこの薬は人を救ってくれているんだなぁと思います。

「ケプラ」という名前、病気になって初めて知りましたが、もう一生忘れない薬の名前になってしまいました・・・。

わたしにとっては、アメリカでわけもわからず、処方されたケプラを飲む・・・。しかも、この不気味な赤い錠剤だし、不安でしかありませんでした。

正直、この薬がわたしを救ってくれたという実感はありませんが、先生に「てんかん発作がおきていないなら、もうケプラはやめていいですよ」といってもらえた日、「ケプラ、バイバイ」と、アメリカへの感謝の気持ちを込めてお別れしました。

でも、この記事で勘違いをして欲しくないのは、ケプラの副作用が辛いからといって、自己判断でやめたりしないで!!

ちゃんとその副作用をお医者様に相談して、薬を変えてもらうか、その他何かできることがないか、指示をもらってくださいね。

ケプラを飲まなければいけない人が少しでも少なくなりますように・・・ 。
この記事が、少しでも誰かの役に立ちますように・・・。